既に横須賀は観艦式週間に入った感がありますね。観艦式に参加される艦艇さんがたが続々ご到着しています。あああ…時間がありません!もしかすると…この日が、観艦式週間の幕開けであったのかもしれません。では、時間がありません。急ぎましょう。
「WELCOME TO YOKOSUKA ! 」。米海軍さん空母「ロナルド・レーガン」さんが初めて横須賀にいらした朝。久しぶりの時間を追っての大作です。「自衛隊観艦式2015」の軸となる横須賀の朝。
2015年10月1日(木)早朝午前6時。5時台は、とても美しい朝焼けが出ていました。僅かに雲間から日の出も見えました。この日は天候急変の予報が出ていましたが、早朝は雲が多かったものの穏やかな朝でした。いつものように横須賀一の眺望を誇るメルキュールホテル横須賀さんより東京湾方面。
「タワマ」が存在感あり過ぎですが…幻想的な美しい朝焼けでした。夜通し多くの船舶が行き来する浦賀水道、東京湾。いつ観ても、朝の東京湾は良い風情です。
振り返り、横須賀本港の朝。鏡のように穏やかな海。吉倉桟橋付近には雲間から旭が降り注ぎ、護衛艦「きりしま」さん、海洋観測艦「わかさ」さん、掃海母艦「うらが」さんがたが美しく煌めいていました。大変美しく、静かで穏やかな横須賀本港の朝。
「CRANE X POINT」。少し遠くに目をやると…やや霞んでいましたが、横浜みなとみらい群がCRANE X越しに見えていました。個人的に、この光景は、米海軍さん内のCRANE Xが鳥居のように思え、その向こうに「神殿」なのです。メルキュールホテル横須賀さんから見る横須賀と横浜が創り出す「神殿」。そう云えば…少し右にありますが、グランドインターコンチネンタルには「女神」がおわしますね…。横浜には伊勢山皇大神宮があり、東京には明治神宮。ふと思ったのは、東京湾は実は広大な「神宮」かもしれないと。「東京湾神宮」。その鳥居の一つ。「横須賀門」は、「CRANE X」と「ゴライアスよこすか」。その横須賀門の丁度真ん中に横須賀港務隊の大型曳船YT99号さん。早くも「ご出動」でありました。
程なく、美しい裾波を曵き、横須賀港務隊の曳船YT03号さん、83号さんが出て来られました。小柄な曳船さんがたが出ていらしたと云う事は…
「20151001始まり」を告げる横須賀本港一番手の皆様が動かれます。実際の一番手は、実は海洋観測艦「にちなん」さんですが。
横須賀本港一番手は、「X wing」の「そうりゅう型」潜水艦さん。出港です。
いつものように見事な連携の曳船さんがた。潜水艦さんがたは、このようにして、岸壁を離れられます。「ぐい〜」と引っ張る。でも、力任せではなく、実に繊細に。滑るように潜水艦さんが岸壁から離れてゆきます。
「今日は忙しくなりますよ…いや、これから私たち港務隊支援船は大忙しになります。どうぞ、2015観艦式週間、フル稼働の支援船活躍にご注目下さい」。燃料満タン油船YO40号さんも早朝から出動です。その後方、神奈川県警察横浜水上警察署の警備艇「あしがら」さん横須賀本港ご到着。
出港中の「そうりゅう型」潜水艦さんの皆様、帽振れをなさっていますね。通常の出港時には帽振れされませんので、岸壁にいらしたお方に「お別れ」なさっていたのでしょう。ふと振り返ってみると、今年は潜水艦さんがたの出港を目にする機会が呉でも横須賀でも多いのですが、帽振れをなさっていたのは、今回が初めてです。
思わず、X wingを観ていると「ごごご…」と音がしている気がしてしまいますが。掃海艇さんがたのバウスラスターのように。
虫の知らせのようでした。潜水艦さんの出港に注視していたのですが、ふと「むッ」。急いで東京湾方面へゆくと…「あ!」でした。全く以て「タワマ」の存在感があり過ぎますが、雲間から降り注ぐ旭のもと、遂に「ロンさん」のお姿が見え始めていました。まさに「はじめまして」の瞬間でありました。存在感あり過ぎの「タワマ」を挟み、前方(左手)が護衛艦「いずも」さん、右手の横須賀中央塔付近に米海軍さん空母「ロナルド・レーガン」さん。大変感慨深い瞬間でありました。今から4年半前、東日本・東北地方が未曾有の大災害「東日本大震災」に苛まれていた際、「ロンさん」より大変なご尽力を賜った事を決して忘れません。自分の目で、「ロンさん」のお姿を拝見するのは、この日が初めてです。感謝は尽きず、4年の時を経て、横須賀にいらした事は大変感慨深く…
「いずも」さん、「ロン」さんに続き、美しい旭が描く金色(こんじき)の海にお姿見え始めたのは…こちらのシルエットは海上保安庁さんの「あきつしま」さんでしょうか。「秋津島」のお名前に相応しい情景でありました。
「はじめまして」の少し前。「ロン」さんの甲板に乗員の方々が集まっていらっしゃいましたが、まだ、この時点では、「はじめまして」が形づくられていませんね。
「横須賀沖パノラマ写真」。この時間帯の東京湾は相当霞んでいました。「いずも」さんと「ロンさん」。「ロン」さんは第二海堡を通過。何とも第二海堡が小さく見えます。前方の「いずも」さんが先に入港されるかと思ったのですが、この後、「いずも」さんは一旦、東京方面に向われます。
そして、遂に見えた「76」。少し陽炎?に揺らいでいましたが。この頃には、艦橋にぴっしり乗員の方々が並ばれていますね。奇しくも?「赤白門」の間を通過です。以前、クレーンは「麒麟」と思っていたのですが、最近は「鳥居」に思えてなりません。
「おおお…」でした。ファインダ内、見える限り、整然たる「白の縦列(横列)」。これはこれは見事!個人的に「完璧な配置」でありました。手前、ブルーリッジさん、クレーン大関(OOZEKIの文字がなくなっていますが?)、「ロン」さん、海洋観測艦「にちなん」さん、サルベージ船さん。「にちなん」さんは、早朝一番手に横須賀沖にこられ、じっと待機なさっていました。
ほぼ全景が見え始めます。クレーン横綱が重なろうと、「これが横須賀」。そして、後方には、やや霞んでいますが、横浜港のベイブリッジ。「これぞ横横(横浜横須賀)」。
そして、間もなく「ゴライアスよこすか」前へ。ここが「鉄板位置」です。「ようこそ、よこすか」の鉄板位置。この記念すべき初入港、この時、「ロン」さんのお足下をすぐ側をうろつく反対派の小舟が写っていますが、Photoshopで完璧に消して差し上げようかと思いましたが、敢えて、そのままにしました。多くの「業務」に多大な支障が出た反対派の行動は、しっかりと記録に納めてあります。あなたたちの行動は「税金の無駄遣い」である事を自覚して戴きたいですね。「税金と時間の無駄!」。あなたたちは、私たち国民が災害等に苛まれ、助けを切に求めている時、私たち国民に何をしてくれると云うのですか。私たち国民を救ってくれるのですか?
「WELCOME TO よこすか」。初めてお姿間近となった「ロン」さん。少し…緑がかっていますね。「ジョージ・ワシントン」さんが横須賀を離れられたのは、今年5月18日。それから約5ヶ月。「ロナルド・レーガン」さん、横須賀ご到着の朝は、荒天ではなく、青の朝でした。
日米曳船さんがた、海上保安庁さん、神奈川県警さん、民間のタグボートさんのお名前が解読出来なかったのですが…お出迎え、警備の皆様と「ロン」さん。この頃は実に穏やかであった吾妻島前の海面。
「CRANE X & YOKOHAMA MM21」。記念の1st shot。視界は実に明瞭でありました。
「76!」。この高さからでも、「はじめまして」は解読出来なかったのですが、整然と並ぶ皆様の「白」大変眩しく。
CRANE Xの間より迫り来る後ろ姿。ようやく艦尾「RONALD REAGAN」のお名前が見えました。
せっかくですので、「76」にこだわってみました。
気付くと、海上保安庁さんの「しきね」さんがいらしていました。「76」と「しきね」さん、その後方、撮っている時は判らなかったのですが、画像を確認し、「ゴライアスよこすか」の直下にJAMSTECさんの「かいれい」さんがいらっしゃいました。
「ゆっくり後進」して来られる「パノラマ」。「ロン」さん、何とも大きい…と云うより、「何とも長い!」。吾妻島まで通じる高速道路のようです。実際に停泊されている際、甲板から前方を見ると、吾妻島まで繋がっているように見えます。
「壮大なご到着」でありました。時刻は午前8時半。ご予定は存じませんでしたが、おそらく、「定刻通り」のご到着であった事でしょう。米海軍さん空母がいらっしゃると、横須賀の街は賑わいます。何せ、人口が一気に9,000名近く増えるそうです。乗員の方々をはじめ、ご家族、お仕事で関わられる方々含め、「横須賀市ロナルド・レーガン区」出現と云って良いですね。あちこち観光やお買い物にもゆかれるでしょう。ようこそ、横須賀へ。そして、改めて「トモダチ作戦」の際の御礼を。「有り難うロンさん」。
1001の記録は、ここで終わりではありません。ここまでは、おそらく「定刻通り」に進行していた筈なのですが…
ロンさんご到着後、護衛艦「きりしま」さん、海洋観測艦「わかさ」さん、掃海母艦「うらが」さん付近に「W神奈川県警」さん。警備艇の「あしがら」さん、「しょうなん」さん。何故、「W神奈川県警」さんになっていたのでしょう。ここからが、大変時間が長く長く感じられ始めます。掃海母艦「うらが」さん艦首には、乗員の方々。作業艇「うらが」も出ました。しかし…なかなか動かない。
ロンさんご到着から1時間以上経過していました。ようやく、海洋観測艦「にちなん」さん出港。しかし、辺りはごちゃごちゃになってしまっていました。通常、このような「ごちゃごちゃ」はあり得ません。
1時間以上、横須賀本港は「時間ロス」を余儀なくされました。その原因は「横須賀本港の秩序を乱す侵入者数名(掘割水路をゆく)」。「業務妨害」以外の何者でもありません。どれほど多くの人が「侵入者」に振り回されなければならなかったか。全く以て「警備に費やされる税金と時間の無駄」でありました。
「ああ…やっと出港できた…」の海洋観測艦「にちなん」さん。横須賀本港1時間以上ロスの間に、空は雲に覆われ辺りは暗くなり、雨が近付いて来ていました。
続いて、やはり「やっと出港できた…」の掃海母艦「うらが」さん。おそらく、当初の予定より大幅に出港が遅れた筈です。最早、すっかり曇天となっていました。
そう云えば…「うらが」さんを横須賀本港内で記録するのは、2013年5月以来です。大盛況であった『YYのりものフェスタ』以来です。2009年観艦式の際は、掃海母艦「うらが」さん、「ぶんご」さん共に、吉倉桟橋にいらしたのですが。
「最も待たされた」のは、早朝からじっと横須賀沖で待機されていた海洋観測艦「にちなん」さん。「…ああ…やっと船越に帰れる…」であった事でしょう。1時間前は明瞭であった「ゴライアスよこすか」も、すっかり霞んでいました。雨も降っていたのでは?と思われる視界です。「ゴライアスよこすか」下には灯も点いていますね。視界がかなり暗くなり始めていた為でしょう。
その頃、横須賀沖では護衛艦「いずも」さんが待機されていましたが、最早、東京湾真っ白。ここで、記録は一旦時間切れ。用事がありましたので、メルキュールホテルさんより横須賀中央へ移動しました。その間に、「いずも」さんは入港されました。
再び、メルキュールホテルさんに戻って来ると…「ゴライアスよこすか」前に、米海軍さん巡洋艦「チャンセラーズビル」さん。この頃には、遂に横須賀も雨が降り出していました。そして、午前には鏡のように美しく穏やかであった海面が、ざわざわし始めている事が判ります。次第に天候が悪化してゆきます。
「チャンセラーズビル」さんが入港される頃、本港内には、横須賀港務隊さんの運貨船YL119さん。なかなかお目にかかる機会が少なかったYL119号さんですが、「いずも」さんが就役されて以降、お目にかかる機会が急増しましたね。常に「いずも」さんの横に付かれる?と云う事は、いよいよ始まる観艦式週間。「いずも」さんは横浜組ですから、YL119号さんも横浜にいらっしゃるのでしょうか?曳船さんがたも?
「チャンセラーズビル」さんに続いて入港されたであろう米海軍駆逐艦「マスティン」さん。東日本大震災トモダチ作戦にて、第7艦隊さんで真っ先に、一番手に被災地に到着されたのは「マスティン」さんであったそうです。「ロンさんとマスティンさん」を記録したかったのですが、再び、ここで時間切れ。東京湾は本降りの雨であった事でしょう。横須賀の街も傘が必要な雨が降り、風も強まっていました。2015年10月1日。美しい朝焼けから「ロンさん」ご到着時は青の視界、そして、雨。2015観艦式週間の幕開けでもあったかもしれません。今年は3年に1度の観艦式の年。横須賀が大変賑わう観艦式週間。もう、あと数日となりました。今週末。10月10日(土)は、横須賀製鐵所(造船所)創設150周年記念事業『自衛隊観艦式記念 海上自衛隊カレーフェスタ』と艦艇一般公開のWキャスト。
「はちじょうさんカレーを担当するでスカレー。ちゃんと艦長さんから認定証も戴いたでスカレー。誇らしいでスカレー」。横須賀の名店が横須賀にご所属の艦艇さんがたのカレーを再現するカレーフェスタ。横須賀海軍カレー本舗さんは、掃海艦「はちじょう」さんのポークカレーをご担当。
東日本大震災発災の晩、帰宅困難者となった方々にロビーとあたたかい飲み物と情報を提供されたメルキュールホテル横須賀さんの三田村総支配人。穏やかで素敵な笑顔に、いつも安堵します。横須賀屈指の眺望を誇るメルキュールホテル横須賀さんは、10日(土)のカレーフェスタでは、護衛艦「ゆうぎり」さんの「ゆうぎりカレー」をご担当。
三笠公園で盛大に行われるカレーフェスタは、改めて投稿致します。もう時間がない!さすがに焦りますね…