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●おしらせ ------------------------------------------ 3月11日午后2時46分。東北地方太平洋沖地震が発生致しました。後に「東日本大震災」と呼ばれるマグニチュード9.0の巨大地震。以降、東日本のみならず日本は「天地がひっくり返って」しまいました。未曾有の災害です。あまりに規模が大き過ぎ、投稿が完全に追いつかぬ状態のまま今に至ります。いずれ、新たなブログを開設したいと思っています。 検索
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毎年5月最終土曜日に香川県仲多度郡の金刀比羅宮神苑において、掃海殉職者追悼式が執り行われます。昭和、平成、令和へと引き継がれ、令和元年度は第68回でありました。太平洋戦争終戦が昭和20年。1945年。令和元年は2019年。終戦から74年。第1回は昭和27年6月23日。長きに渡り、引き継がれてきた追悼の日。新しき時代を迎えた今年、追悼式が始まる直前に、赦し難い出来事が起こりました。来年、そのような事が繰り返されぬよう、敢えて投稿する事と致しました。
赦し難い出来事が起きたのは、掃海殉職者追悼式会場の入口。朝日が岡入口付近でした。「鳥居」はございませんが、鉄製の「枠」は、鳥居のように思え、ここからは「聖域」。そうあるべきです。 次回投稿において、その「拒絶反応」を引き起こす人物たちに言及します。掃海殉職者追悼式には、大変残念ながら、毎年のように極めて礼節を欠いた無礼非礼な見学者が現れます。毎年、代わる代わる。 自分が掃海殉職者追悼式にて金刀比羅宮さんを訪れるのは、今年で10度目。今回は、その10年で最悪であったかもしれません。2013年度も儀仗隊を追いかけ、追悼式会場内(後方)をバタバタと走り回った極めて不敬な人物がおりましたが、まだ、「足音」だけでしたし、会場内後方であった事から、出席された方々は殆ど気づいていらっしゃらなかったと思います。しかし、今年は入口付近。しかも、けたたましい笑い声でした。 その笑い声は、追悼式が始まる直前、入口の受付付近に居た「おっかけ女子3人組」。この3人組は、伊勢湾『機雷戦訓練』寄港時、追悼式週間高松寄港時に押しかけて来ます。数年前に存在を認知しましたが、認知のきっかけは、素行の悪さ。現地での素行の悪さもありますが、3人組の1人のtwitter。かなり勘違いしているのですが、勘違いしているまま行動していますので、周囲に不快感・迷惑を与えている事は、あちらこちらから耳に入って来ていました。 これまで、この「おっかけ女子3人組」は金刀比羅宮さんに押しかけていませんでした。この10年で、今年が初めて。そして、案の定、赦し難い事が起こりました。追悼式最中ではないにしても、「おっかけ女子3人組」が、けたたましい笑い声を数回立てた頃には、追悼式受付が始まっており、出席者の方々が受付に並んでおられました。霊名簿、ご遺族の方々、出席者の方々が通って来られる入口。冒頭の画像の通り、鉄製の「鳥居」から「聖域」に入った地点で、大口を開け、歯を見せ大笑いしていた「おっか3女子3人組」。その時の状況がどうであれ、この地点において、大笑いするのは、言語道断。自分は、掃海殉職者顕彰碑前の白州の端に立ち、その様子を見ていました。朝日が岡は、深い緑に護られ、風の音と野鳥の啼き声が穏やかに聴こえる静けさ。入口付近であったとは云え、会場内にまで、そのけたたましい極めて場違いな笑い声は届いていました。 その笑い声は、ご遺族の方々への「暴力」に等しく。出席される方々は、それぞれ、この掃海殉職者顕彰碑前に集まって来られます。もし、このけたたましい笑いの響く中、ご遺族が通られたとしたら、暴挙となります。ご遺族の方々の中には、ご高齢のお方もおられ、飛行機や電車を乗り継がれ、またはお車で、遠路遥々お越しになられています。日程的にも、前日高松港、追悼式当日は琴平と移動があり、掃海殉職者顕彰碑前までは、車では来られませんので、階段の昇り降りがあります。勾配のきつい坂道もあります。やっとの思いで階段を昇り降りされる、ご遺族もいらっしゃいます。年々暑さも増している事から、まさに「辿り着く」、なのです。 今年も追悼式終了後、遠路遥々来られた、ご遺族の方々と直会へ向かうバスまで、ご一緒致しましたが、朝日が岡から大門までの約20〜30段ほどの階段を、やっとの思いで昇られていました。常に呉地方総監部総務課の方々が親身にサポートされていますので、「私が背負いましょうか」と、お声をかけられたのですが、ご遺族の娘さんは「母は、この階段を昇りきれたら、来年も来られる!のチャレンジなのです」と仰られました。ご一緒した皆様が「あともう少し!」と声援。遂に大門までの階段を昇りきられた瞬間、「やった!これで来年も大丈夫!」と、皆様、喜びました。 そうしたご遺族の思い、そして、支える多くの方々の尽力を踏みにじる無礼非礼な見学者を到底赦す事は出来ません。追悼の岡で、大口を開け、歯を出して笑う。最低です。人間として、最低。 掃海殉職者追悼式を執り行うにあたり、呉地方総監、呉地方総監部の方々、掃海隊群、掃海部隊の皆様が、入念に準備をし、たてつけを幾度も繰り返し、ご遺族をお迎えします。大変多くの方々の尽力と遠路遥々お越しになられた、ご遺族の方々に対する「暴挙」。善き人々を踏みにじる蛮行。香川県での追悼の週間に備え、様々な準備がなされ、ご遺族の方々に細心の心遣いをされている呉地方総監部・掃海隊群の皆様。その大切な式当日を無礼非礼な見学者が踏みにじる。理不尽極まりなく。 このような無礼非礼な見学者から『掃海殉職者追悼式』を護るには、どのようにしたら良いのでしょう。出席者の方々は、事前に呉地方総監部に出欠席を通知されていますので、どなたがいらっしゃるのか分かっていますが、「見学者」は、通りすがりでもあり、今回の蛮行は「通り魔」とも云えます。2年前は、「通りすがり」と思われる人物がiPadで、追悼式を動画で撮影していました。 我が身に置き換えれば、自分の親族のお葬式や法事に、「突如現れた見ず知らずの人間が、写真を撮ったり、動画を撮ったりしている」です。今回は、自分の親族のお葬式や法事の会場入口で、見ず知らずの女子3人組が大声で笑っていた事になります。 笑顔は人を幸せにするものですが、場違いな大笑いは、その正反対。 『第68回 掃海殉職者追悼式』終了から、敢えて、かなり時間を置いての投稿を致しました。直後に投稿すると、感情的と受け取られるやもしれない、との思いもあり、時間を置きました。 #
by dybrristol
| 2019-06-10 16:26
| ┣掃海部隊
1投稿に納めようとしたところ、4000文字を超過。やむなく、2編構成と致します。まもなく、「令和元年度遠洋練習航海」へと旅立つ若者たちへ贈る大作。第2編の始まりは、2ヶ月前の江田島。「鹿島立ち」より。縦列行進の動画は、twitter「guardianveins」に投稿してあります。
「若鷲と世界の海へ いざ羽ばたかん 行って参ります」 江田島での厳しい訓練を乗り越えた海上自衛隊の若き初級幹部たちが、5カ月間の訓練航海に21日出発する。シーマンシップ(海自魂)、リーダーシップ(指揮官心得)、フォロワーシップ(部下心得)、そしてフレンドシップ(国際交流)の4つの「シップ」をしっかり体得して、逞しく成長して無事帰国してほしい。 山田 防衛大臣政務官twitterにて、引用RTして戴きました。今投稿に転載させて戴きます。
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by dybrristol
| 2019-05-20 01:57
| 幹部候補生学校
令和の時代が明けてより、20日が経過。時間と云うものは、片時も留まる事なく、進み続けています。練習艦隊の皆さまが横須賀に寄港中ですが、まもなく「世界の海へ」出航となります。まだ桜開花前の江田島を「鹿島立ち」し、約2ヶ月。その間、神戸・沖縄・佐世保・大湊・舞鶴の全国を巡る「平成31年近海練習航海」を終えて、呉に入港。そして、愛媛県三机を経由し、横須賀に到着。約半月の横須賀寄港も、まもなく終了。「世界の海」への旅立ちが迫っています。
正しき行いにおいてのみ 自由あり noblesse oblige 槇 校長の忘れ得ぬ言葉 幹部候補生学校入校前に4年の月日を過ごした防衛大学校初代校長のお言葉です。このお言葉は「学生時代」においてのみではなく、一生を離れる事はありません。「海上自衛隊」を勤め上げ、一民間人になっても、変わりません。「普遍」。人として善く生きる為の指針です。 「人生の旅路」は、常に道遠し。ショートカットすると、後にツケが回って来ます。分かったような偉そうな事を書いていると思われるかもしれませんが、実際に自分が50年余り生きてきて、幾度も痛感した事です。1つ1つ、1歩1歩、地味に地道に歩む。着実に。ショートカットしたいのは、山々です。しかし、それをすると、すぐに壁にぶち当たります。地味に地道に歩んでいても、壁にはぶち当たります。人生、壁だらけ。その壁を1つ1つ打破して来た若者たち。幹部候補生学校を修めるにあたり、既に「大人」であるのですが、敢えて「若者」と表現します。「若鷲」でも良いかもしません。 Eta Jima Graduation 16 march 2019 Thank you Admiral Murakawa for inviting me here today. To the Distinguished visitors, welcome. ADM Murakawa, Chief of Staff JMSDF Mr. Satoshi Katsuki, Repersetative, President, National Defense Academy Mr. Hiroshi Hiraguchi, Member, House of Representative Mr. Atsushi Ishizawa, Representative, Attending on behalf of Mr. Minoru Terada, House of Representative Honorable Ambassador Julio Fiol, Chile Mr. Hidehiko Yuzaki, Govenor Hiroshima Prefecture Mr. Yoshiaki Shinhara, Mayor Kure City Mr. Shusaku Akioka, Mayor Etajima City Admirals, Military Attaches, Honored Guests, Ladies and Gentlemen Please take your seats. It is an honor to be with you on such a special day; to celebrate your achievements and join you in the first step into what I know will be long and fruitful careers. There is no greater calling than to serve your country, to put yourself on the line to defend the security and prosperity of your fellow citizens. Over the past year, you have endured mental, academic, and physical challenges. The education, experiences, and relationships you developed here have formed the bedrock on which you will build your careers as officers and leaders. I have complete faith that your instructors and senior leaders have given you the tools and confidence to tackle any challenge you may encounter. Today, you will leave this institution and embark on the first of many journeys as an officer in the Kaijo Jieitai. For each and every one of you, this ceremony marks the end of one era and the beginning of another, in more than just a figurative sense. You will leave behind Heisei and return to a new era. The Heisei era began in 1989, well before many of you were born. Much like today, it was a time of great change, not just in japan but around the world. Within months of the Japanese Emperor taking the throne, revolutions swept across Europe culminating in the fall of the Berlin wall. Having lived through these rapid change, I can tell you that great change can happen swiftly; this world will knock you down if you’re not ready. Within three years, the Soviet Union would be no more, ushering in a period of even greater change. Just as few could have predicted such a rapid end to the cold war, it is impossible to know what lies ahead. Standing here today, I cannot tell you what will happen in the coming years, mouths or even weeks. What I can tell you is that you must be prepared for anything. You must look into the unknown without fear or trepidation; confident in your abilities and your teams. Your fellow citizens will look to you when they are most afraid. They will look to you when they are most vulnerable. And they will look to you to do what no one else can. You may be called respond to natural disasters. From the 1995 Hanshin Earthquak to the 2011 Great East Japan Earthquake Disaster and the more recent flooding and landslides, the Heisei era saw its share of devastating events. The Jieitai proved itself extremely capable of rapid deployment to help those in need. All of you in the graduating class itself have already proved your dedication to duty when you responded to the landslides that hit Kure and left Etajima without water. The extreme weather is bound to continue, and without a doubt, Japan will be again; I know you will be ready. But natural disasters are not the only threat out there. The security environment in this region is rapidly changing. The U.S.-Japan alliance has been the cornerstone for peace and stability in the region for more than seventy years. This has led to unprecedented growth and prosperity for the entire Indo-Pacific. However, there are those who seek to unilaterally change the status quo, those who would threaten the well-being of others to benefit themselves. The security environment today could result in the Kaijo Jieitai being called upon to protect Japan against these manmade threats. You must be ready to respond to the full spectrum of potential that face Japan. You may be called to stand and defend, but you will not be alone. The United States Navy will always stand with you, ready to defend our allies as we would our own. The U.S. Navy and Kaijo Jieitai work together every single day to strengthen our friendship and deepen our joint capabilities. Our shared logistics interoperability; the ability to conduct real world bilateral operations including ballistic missile defense; the integration of Kaijo Jieitai surface forces into Carrier Strike Groups; and the collection and sharing of intelligence are more important than ever. All that said, our alliance is not just a list of capabilities and joint operations, it is a relationship built on a foundation of person-to-person interactions. Be active participants in this alliance; take every opportunity to build friendships with your U.S. Navy partners. Allow me to end on personal note. When I started my career 33 years ago, we faced a period of great power competition. Now, we have come full circle back to great power competition. I could not have imagined having the opportunity to work closely with the Kaijo Jieitai; it truly has been a highlight of my career; one that I will cherish as I move on to new adventures. As I look out at so many youthful faces in the audience, I feel as if I am peering into my own past, full of excitement and nerves at the limitless possibilities that lie ahead. You will leave this place as commissioned Navel Officers in the Kaijo Jieitai, an honor few will ever know. From my own experience, I can tell you that the adventure on which you are about to embark in not an easy one, but it is rewarding. Carry your commission with equal parts pride and humility; remember that you are part of something bigger than yourself. Today you graduate from students to Officers. As you begin your career as leaders in the Jieitai, please remember: Homete Yaraneba, Hito wa Ugokaji. (show with actions, teach with words and let them execute. Encourage with praise.) Thank you. “Honjitsu ha Gosotugyo Omedetoh Gozaimasu.” I wish you Fair Winds and Following Seas. 在日米海軍司令官 グレゴリー・J・フェントン 海軍少将 祝辞 静まり返る大講堂に朗々を響いた、グレゴリー・J・フェントン在日米海軍司令官の祝辞。 褒めてやらねば、人は動かじ」 江田島の地で、山本五十六元帥のお言葉を引用された、グレゴリー・J・フェントン在日米海軍司令官。事前に祝辞の内容は存じませんでしたので、初めは動画で記録していませんでしたが、動画に切り替え、正解でありました。動画に切り替えたきっかけは、「カイジョウジエイタイ」と仰られた事でした。日本人として、大変印象に残る「カイジョウジエイタイ」。当日、大講堂にいらした方々にも、大変印象深かった事と思います。また、英語に堪能でない限り、祝辞の内容を聞き取れなかった方々もいらっしゃる事と思い、また、自分も改めて、祝辞を振り返りたく思い、当blog掲載の許可を戴きました。ご尽力戴いた皆様に、厚く御礼申し上げます。寔に有難う御座いました。 第69期一般幹部候補生課程及び第71期飛行幹部候補生課程 卒業式 学校長式辞 本日ここに、フリオ・フィオル駐日チリ共和国特命全権大使、グレゴリー・フェントン在日米海軍司令官、湯崎英彦広島県知事をはじめ、来賓各位のご臨席のもと、村川海上幕僚長を迎え、第69期一般幹部候補生課程及び第71期飛行幹部候補生課程の卒業式を挙行できますことは、卒業生はもとより、本校職員、在校生一同の大きな慶びとするところであります。 本課程学生の教育に当たり、地元江田島市をはじめ、各方面から寄せられました多大なるご支援、ご協力に、厚く御礼申し上げます。 ご家族の皆様におかれましては、この栄えある卒業の日を心待ちにされていたことと拝察いたします。心からお祝いを申し上げますとともに、今日まで卒業生を支えて頂きましたことに深く感謝いたします。 この度、卒業する学生は、昨年4月に入校いたしました、タイ王国留学生ナッタパット・リュークヌーパカーン海軍少尉を含む防衛大学校出身者106名及び一般大学等出身者84名の計190名と、昨年9月に入校いたしました航空学生出身者44名であり、いずれも、将来の海上自衛隊を担う大変有為な人材であります。 さて、諸君、卒業おめでとう。 海軍兵学校からの伝統を継承する本校の学生として、厳しい教育訓練を乗り越え、本日ここに卒業の日を迎えた諸君に、あらためて心から敬意を表する。 その上で、諸君の門出に際し、学校長として、二点、はなむけの言葉を贈りたい。 その第一は、「自信と誇りを持て」ということである。 本校では、今後の幹部自衛官としての過酷な勤務に耐えられるよう、諸君に対して、様々なストレスやプレッシャーをかけ続けてきた。そのような中、精神的にも肉体的にも限界に近い状態で、多くの困難を乗り越えてきた経験は、諸君にとって、何物にも代えがたい人生の財産となるはずである。また、一般幹部候補生課程の諸君は、昨年7月の西日本豪雨災害の発生に際し、給水支援や土砂の撤去作業等の災害派遣活動に従事したが、その際、国民への奉仕こそが我々の任務の本質であるということを理解するとともに、自らの職務に「やりがい」や誇りを感じたことであろう。諸君は、これから、幾多の苦労や困難に直面するかもしれないが、ここ江田島で培った経験を糧として、自信と誇りを持って、それらを克服していってもらいたい。 その第二は、「自分なりのリーダー像を確立せよ」ということである。 幹部候補生学校では、幹部として必要な基礎的事項を型にはめて教えることに主眼を置いており、剣道や茶道の世界で使われる「守・破・離」という言葉で言えば、「守」の部分に該当する教育を実施している。諸君は、これまで、徹底して型を教え込まれてきたわけであるが、卒業後も、海上実習や初級幹部としての勤務において、まだ、しばらくは「守」の段階が続くことになる。しかし、そんな諸君も、中級幹部や上級幹部になっていくにつれて、いずれは「破」や「離」の段階に進まなければならないのであり、今のうちから、自分が目指すべき自分なりのリーダー像を確立し、少しずつでも、それに近づいていけるよう努力を続けていってもらいたい。 最後に、本日、卒業を迎えることができたのは、諸君自らの努力もさることながら、家族や友人など、諸君を支え、協力してくれた多くの人がいたからこそである。そのことに対する感謝の気持ちを決して忘れずに、今後、幹部自衛官として活躍することによって、恩返しをしてもらいたい。 ここ江田島の地は、その凛とした佇まいと、この地で築き上げた同期との絆によって、必ずや諸君の「心のふるさと、よりどころ」になるものと確信する。堂々と胸を張って、表桟橋から鹿島立ちしてもらいたい。 そして、我々職員にとっては、今後の諸君の活躍こそが、「心のよりどころ」となるのである。 おめでとう、そして、ありがとう。 海上自衛隊幹部候補生学校長 海将補 南 孝宜 #
by dybrristol
| 2019-05-19 02:48
| 呉・江田島
令和の時代が明けて、10日が経過。遅まきながら、「令和初」の記録は、海上自衛隊掃海隊群第1掃海隊さんでありました。なかなか投稿できない日々が長く続いておりますが、記録は続けております。
今回の熱海の記録には、さまざまな特別な思いがありました。 昨年は、日本の各地で激甚な自然災害が多発しました。令和の時代明けて、改めて、災害なき穏やかで善き時代となるよう願わずにはいられません。 #
by dybrristol
| 2019-05-11 23:59
| ┣掃海部隊
平成から令和へ。新しき時代の始まりとなった「改元大型連休」も、本日が最終日。時間と云うものは、片時も休む止まる事なく進み続けています。例年、大型連休が明けると、横須賀に練習艦隊さんがたが入港され、「世界の海」へ船出されます。練習艦隊さんがたが横須賀を出港されるまでに、「鹿島立ち」の日を軸とした投稿を準備しています。今投稿は、「予告編」。
第69期一般幹部候補生課程及び第71期飛行幹部候補生課程の皆様の記録は、「江田島の1年のみ」ではなく、横須賀の防衛大学校の頃から始まっています。2016年度の開校記念祭の記録が存在します。今投稿用に作成した画像には、写っていらっしゃらないかもしれませんが。 【註】第2課程の皆様は、一般大学等出身でいらっしゃいますので、全ての卒業生の皆様ではありません。 新しき時代「令和」の幕開けと共に、「世界」へと旅立つ皆様。「新しき時代を担う」。その旅立ちまで、あと少し。日々、一つ一つの出来事が、何事にも代え難い経験。 #
by dybrristol
| 2019-05-06 08:16
| 幹部候補生学校
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